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Match Review

  • 9/28 柏戦
  • メディア

連勝を目指した一戦はスコアレスドロー。6試合ぶり無失点は収穫も、攻撃に課題を残す

試合データ(選手・監督コメント/スタッツ)

https://www.cerezo.jp/matches/result/2024092807/


9試合ぶりの勝利で連敗を4で止めた前節の湘南ベルマーレ戦から中5日。セレッソ大阪は、ホームに戻り、連勝を目指して柏レイソルとの明治安田J1リーグ第32節に臨んだ。先発は湘南戦から2人変更。奥田勇斗と舩木翔が外れ、今季初先発となる進藤亮佑、リーグ戦では今季2度目の先発となる阪田澪哉が入った。システムは3-4-2-1。鳥海晃司、西尾隆矢、進藤の3バックに、田中駿汰と喜田陽のダブルボランチ、左ウイングバックに為田大貴、右ウイングバックに阪田、2シャドーに北野颯太とルーカス フェルナンデス、1トップにレオ セアラの布陣で臨んだ。


立ち上がり、柏のFKとCKを受けたがしっかり跳ね返すと、12分、北野がボールを奪い、フェルナンデスがドリブル突破で相手選手のイエローカードを誘発。2シャドーがキレのある動きを見せると、17分には阪田が魅せる。右サイドからスピードに乗ったドリブルで中へ進入。ペナルティーエリア手前でファウルを受けてFKを獲得すると、キッカーはフェルナンデス。鋭いキックが枠に飛んだが、DFに当たって惜しくも外れた。柏の強み、左サイドの10番・マテウス サヴィオには、阪田、進藤、北野の3人でしっかり対応したが、それでも24分、このサイドから決定機を作られるも、手塚康平のシュートはGKキム ジンヒョンがビッグセーブでゴールを守る。30分にもサヴィオを起点にジエゴのクロスから木下康介がヘディングシュート。33分にも、ジエゴのミドルシュートを浴びたが、いずれもキム ジンヒョンがキャッチすると、37分にセレッソもチャンスを作る。進藤と田中のパス交換で相手のプレスを外し、喜田が左サイドへ大きく展開。これを受けた為田が中に鋭いクロスを入れたが、レオ セアラにはわずかに合わず、DFにクリアされた。前半は互いに攻から守への切り替えも早く、引き締まった内容で、0-0で終了した。




前半の入りは柏に押されたが、後半は開始からセレッソが攻勢に出る。47分、阪田のドリブルをサヴィオが倒し、サヴィオにイエローカードが出る。この試合、ウイングバックに入った阪田はキレとスピードのあるドリブルを随所に披露。スタジアムを沸かせた。49分には、キム ジンヒョンのキックをセアラが頭で落とし、DFがクリアし損ねたボールをフェルナンデスが拾い、ドリブルでカットインしてシュート。GKに防がれたが、惜しいシーンを作った。その後も喜田を起点にテンポよくボールを動かすと、66分、喜田、阪田、北野のパスワークで崩しかけるなど、若手が躍動する。左サイドの為田も含め、サイドの深い位置まで進入してCKの数も増やすなど、後半は徐々に得点の匂いも漂い始める。68分にカピシャーバ、78分には柴山昌也を、それぞれ2シャドーの位置に投入。キャラクターに変化を加えつつ1点をこじ開けにかかるが、柏の固い守備を破れない。84分には、右サイドを崩し、クロスにカピシャーバが合わせたが、相手DFにブロックされた。後半は、守備では相手のシュートを2本に抑えるなどセレッソが支配する時間は長かったが、ゴールを奪うことはできず、0-0のスコアレスドローで終わった。




試合後、「若手のパフォーマンスと全員でハードワークしてクリーンシートで終えたこと」を収穫に挙げた小菊昭雄監督。その上で、中3日で迎える次節の大阪ダービーへ向けて、「次は攻撃のところでも、リスクを背負って前に人数をかけて、より深いところに全員で向かっていく。2次攻撃、3次攻撃と仕掛けていきたい」と熱く語った。勝利のみが求められる一戦へ。全員で良い準備を重ね、今度こそホームでサポーターと喜びを分かち合いたい。


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