ホームタウンレポート|「トビーです。ありがとうございました!」
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トビーとは、今年の3月から7月末までインターンシップ制度を利用して、大阪サッカークラブ株式会社のホームタウングループで研修を行っていたドイツ人大学生、トビアス・バクスマン(Tobias Baxmann)さんです。ホームゲームや様々なイベントでスタッフのお手伝いをしていたトビーは、サポーターの皆様とお目にかかる機会もたくさんあり、「マイセレ」にも何度か登場しました。すでにインターンシップを終えたトビーですが、インタビューを通してご紹介します。
■とても日本語が上手ですが、いつから勉強しているのですか?
「子どもの頃から日本に興味がありました。2011年、1カ月ですが友人と東京へ旅行に来て、ますます日本へ興味を持って、そこから日本語の勉強を始めました。ブレーメン(ドイツ)の大学では経済と日本語を勉強し、去年の9月から上智大学へ留学に来ました」
■どうしてセレッソ大阪でインターンシップをしたいと思ったのですか?
「きっかけの1つは柿谷曜一朗選手(現FCバーゼル)です。FIFA U-17ワールドカップ(2007年)の柿谷選手のゴールを見て、なんてすごい選手なんだろうとセレッソに興味がわきました。そこからセレッソについて知ると、才能ある若い選手がたくさんいるチームだとわかり、ますます興味がわきました。たまたま大学のヘニング先輩がセレッソで研修をしたということを知って、すぐに連絡をとりました。そして、日独協会の方を介して紹介してもらって、研修に来ることができました。先輩をはじめ、協会の方々、セレッソのスタッフの皆さんには本当に感謝しています。また、私はサッカークラブのマネージメントについても興味がありました。どうやって試合やイベントの準備をするのか、運営をするのかを学びたかったのです。いつかドイツのサッカークラブで働くのが夢です。ドイツのブンデスリーガは世界のトップクラスですし、この経験が生かせたらいいです」
■実際にサッカークラブで働いてみて、どう感じましたか?
「プロのサッカークラブでは、もっとたくさんのスタッフが働いていると思っていましたが、想像とは違いました。スタッフみんながいろんな仕事をしていて、たいへんだけれど、おもしろいと思いました」
■一番おもしろかった仕事はどんなことですか?
「試合やイベントでいろんなことに参加させてもらい、どれも楽しかったのですが、森島(寛晃アンバサダー)さんと、子どもたちと行った花植え(心斎橋筋・周防町通り花まつり)がとても楽しかったです」
■選手たちと接することもありましたが、どんな話をしましたか?
「ディエゴ・フォルラン選手とは英語で、カカウ選手とはドイツ語で会話ができて、楽しかったです。お互いの日本での生活の話や、言葉のことなんかを話しました。また、染谷(悠太)さんやアーリア(長谷川アーリアジャスール)さんも、いろいろ話しかけてくれました。そうやって選手の気持ちを聞くこともおもしろかったです」
■サッカーの本場ドイツで育ったトビーの目から見て、セレッソ大阪のサポーターはどんな印象ですか?
「まず驚いたのが、半分が女性だということ。それはドイツと違います。でも、誰もがすごく熱心で、それなのに暴力がないのがいいですね。本当に気になるのが、どうして日本ではあんなにたくさんの女の人がサッカーを観に来るのかということです。大きな声で歌って応援しているのは楽しそうでいいですね。アウェイは岡山だけ行きましたが、セレッソのファンがいっぱいいて驚きました。皆さんとても熱心だけど優しいし、相手チームのサポーターと平和的に試合を観て応援しているのはすごいです。また、試合やイベントのときに、たくさんのファンの方に話しかけてもらいました。『どこから来たの?』など聞いてくれて、ドイツだと言うと、ドイツに行ったときの話などをしてくれました。皆さん、本当に優しいという印象です」
■最後に、セレッソ大阪というチームについて印象を聞かせてください。
「今はJ2にいるけれど、ポテンシャルはすごくあるチームだと思います。いつも才能のある若い選手たちがいるし、すぐにまたJ1に上がって成功できるでしょう。そして、いつかきっと1回以上は絶対に優勝するでしょう。スタッフの皆さんも熱心に働いているし、モリシという最高のアンバサダーがいるので、希望があります!」
☆トビーは、ドイツへ帰ってもう1年大学へ行き、さらに上の学校(日本の大学院に近い)を目指してスポーツマネージメントを学ぶそうです。ハノーファ出身ということで、清武弘嗣選手にも注目しているそうです。もちろん乾貴士選手にも…。いつか彼らと一緒に仕事ができるようになればとてもうれしいことですね。漢字も書けて、お箸を上手に使いこなし、焼肉が大好きだというトビー。サポーターの皆様には優しくしていただき、本当に感謝しているとのことでした。様々な場面で優しく接していただき、ありがとうございました!
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