MATCH PREVIEW
試合の見どころ
Rival's Point of View
ライバルの視点
SAKURA DIARY
セレッソ番記者コラム
PICK UP PLAYER
MF 77 ルーカス フェルナンデス
MATCH PREVIEW
試合の見どころ
高強度の広島とのバチバチの戦い。球際で負けず、上位再浮上となる連勝を目指す
JリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦・FC琉球戦から中3日。再びリーグ戦に戦いの場を戻し、セレッソ大阪は連勝を目指してホームにサンフレッチェ広島を迎え、明治安田J1リーグ第16節に挑む。
リーグ戦6試合勝ちなしで迎えた前節のアビスパ福岡戦は、開始9分、セットプレーの流れからレオ セアラが今季12点目となるゴールで先制すると、29分には、ルーカス フェルナンデスのCKを田中駿汰が頭で合わせて2点目。後半は相手に退場者が出て数的優位に立った中、90+7分に為田大貴がダメ押しの3点目。守備陣も無失点で抑え、リーグ戦7試合ぶりの勝利を手にした。試合後、「厳しい状況が続いていた中で、今日はとにかく勝点3にフォーカスして試合に臨みました。選手たちは(勝てない時も)常に前向きにトレーニングに励んでくれていました。常に良い雰囲気でトレーニングをできていたことが今日の勝利につながったと思います」と選手たちのメンタル面を称えた小菊昭雄監督。また、「今日は相手の強みやウィークポイントを理解した中で、私たちの最近の課題も踏まえて少し戦い方を変えました」とも振り返ったように、選手の配置やボールの動かし方も微調整。第6節・柏レイソル戦以来、9試合ぶりに先発してトップ下に入ったヴィトール ブエノも、「自分のやりやすいポジションではありました。監督にそのポジションで使ってもらったことに感謝しています。この結果が残せたことは嬉しいですし、これからも先発の機会を勝ち取れるように頑張ります」と殊勝に話した。中盤でセカンドボールを拾い続けた奥埜博亮も、「今までやってきたことを無駄にせず、継続しながら使い分けていけたら良いと思います」と話し、今後も臨機応変に中盤の形を変えていく重要性を示した。
連勝を目指す今節。相手のサンフレッチェ広島も、前節はリーグ戦7試合ぶりの勝利。しかも敵地で京都サンガF.C.を内容でも圧倒する5-0で大勝を収め、復活を遂げている。前線から激しくボールを奪いにいくプレス、奪った後に後ろから選手が湧き出るようにゴールに向かう攻撃は迫力満点で、まさにミヒャエル スキッベ監督のスタイルの真骨頂とも言えるアグレッシブなサッカーが戻ってきた印象だ。セレッソとしても相手のプレスの矢印をいかにかいくぐるかはこの試合のポイントになる。「相手の強い圧力に対してショート(パス)とロング(パス)の使い分けが大事になる」と指揮官も話すように、ボール保持の際は中盤でつなぐだけではなく、状況を見て前線のスペースへボールを入れて押し上げることも必要か。また、京都戦での広島は、攻撃の際は前線にシンプルに入れた後のセカンドボール争いで優位に立ち、2次攻撃、3次攻撃を仕掛けていた。セレッソとしても、前節の福岡戦同様、相手FWに入った際の競り合い、そこから派生するセカンドボール争いでの球際で負けないことが重要だ。前節、ハットトリックを決めた新井直人、松本泰志、加藤陸次樹と元セレッソ勢も調子を上げているだけに、彼らをしっかり抑えることも勝利には欠かせない。
直近の琉球戦では、福岡戦から先発10人を入れ替えた中でしっかり勝利し、JリーグYBCルヴァンカップでのプレーオフラウンド進出も果たした。早い時間帯で退場者を出す難しい展開を勝ち切ったことで、チームの一体感も増した。ここ数年、カップ戦も含めて苦しめられている広島だが、「私たちが優勝を目指す上で勝たないといけない相手」(小菊監督)であることは間違いない。公式戦4試合ぶりに戻るホーム・ヨドコウ桜スタジアムの声援も力に変えて、今後の戦いへさらなる勢いを付ける大きな1勝を目指す。
試合前日コメント
小菊昭雄監督
Q:連勝を目指す今節。相手のサンフレッチェ広島も前節は強さを発揮して勝利しています。今節、セレッソが勝つために必要なことは?
「広島も私たちと同様、少し長いトンネルがありましたが、私も前節の広島の試合を見て、改めて強いなということを感じました。スタッツが示す通り、間違いなく今シーズン優勝争いに絡んでくるチームだと思います。クオリティー、強度とも非常に高いです。そうした広島に対し、私たちも少し守備のバランスを整えたり、攻撃の立ち位置を変えたりしながら、この2試合は攻守に安定して戦えています。まず、この2試合やれたことをしっかりチームとしてやること(が大事)。守備のところは、もう一度一人一人が原点に戻って、何度もチェイシングする、プレスバックする、チャレンジ&カバー、切り替え。そのベースを明日も引き続き大切にすることで主導権を握れると思います。攻撃のところは、相手の強い圧力に対してショート(パス)とロング(パス)の使い分けが大事になると、チームでも共有しています」
Q:前節は新井直人選手がハットトリック。松本泰志選手もゴール。加藤陸次樹もいます。彼らは気持ちを込めて向かってくると思います。もちろん、この3選手だけではないですが、彼らとの対戦について、監督の思いは?
「改めて、こういうJ1のビッグマッチで彼らと試合をできることを嬉しく思います。彼らの素晴らしさは私自身、とても理解しているつもりなので、彼らのストロングポイントを出させないように、チームとしてしっかりとスペースを消す、激しくマークする、そのあたりをチームとしてしっかりやっていきたいです」
Q:ルヴァンカップには帯同せず、舞洲に残って調整を重ねていた選手たちの様子は?
「心身ともにリフレッシュできたと受け止めました。表情が穏やかになっていましたし、こちらに残って体のチェックをして、フィジカル的にも整えましたので、もう一度、フレッシュな気持ちで臨んでくれると思います」
Q:毎熊選手ら負傷者が戻ってきたことによる、チームに与える影響は?
「琉球戦でも、シーズンの3分の1を終えて、なかなか試合に絡めなかった選手、ケガで苦しんだ選手が高いパフォーマンスを発揮してくれました。彼らの熱い気持ち、パフォーマンスが非常に嬉しかったです。琉球戦に出場できなかったカピシャーバも含め、大きなケガ人を除くと全員が戻ってきましたので、これからの連戦に向けて心強いです。日々いい競争をしながら、全員で準備して成長していきたいです」
Q:ヴィトール ブエノ選手について、期待することは?
「攻撃のところは来日当初から格の違いを発揮してくれていましたが、守備でも私たちが望むタスクをやれるようになってきました。前節の福岡戦は、守備でもチームを引っ張る姿を見せてくれました。それからの1週間も練習から非常にパフォーマンスが高く、チームへの自己犠牲も表現してくれました。明日もそうした姿勢を示して欲しいのと、あとはゴールも期待しています」
Q:前節は奥埜博亮選手とのコンビも良かった田中駿汰選手ですが、明日は27歳の誕生日であり、J1通算150試合です。彼に期待することは?
「駿汰もアンカーの役割を攻守に頑張ってくれていました。今は少しダブルボランチ気味にして、攻撃のタスクも与えています。今まではアンカーとして我慢していたと思いますが、駿汰の良さは攻撃力にもあります。奥埜と同様、攻守に大事な選手ですし、攻守にチームを引っ張って欲しいと思います」
Q:監督にとって、広島という相手はどのような存在ですか?
「広島に関しては、チームがいい時に勢いを止められることが多かった。ルヴァンカップ決勝もそうですし、リーグ戦でも10試合ほど負けなしが続いていた中で止められた試合もありました。私たちが優勝を目指す上で、必ず通らないといけない相手、勝たないといけない相手だと思っていますので、明日はホームの皆さんの力もお借りして、必ず勝ちたいと思います」
ヴィトール ブエノ選手
Q:前節は9試合ぶりの先発でしたが、監督は守備でも評価していました。先発から離れていた間、守備の向上もテーマとして臨んでいた部分もありますか?
「試合に出られない間は難しい期間でしたが、チームに必要なこと、監督が求めていることを学ぶ上でプラスになった時間でした。成長した中でチームの力になれていることは嬉しいです」
Q:前節、前々節と、レオ セアラ選手の得点を手助けする働きを見せているが、現在、レオ セアラ選手の下でプレーする上で心掛けていることは?
「トップ下で、FWの近くでプレーすることは好きですし、レオとはコミュニケーションを取りながら、ゴールに迫る動きを意識しています」
Q:近年、広島には勝てていない試合が続いているが、ブエノ選手の加入で流れを変えて欲しいと思います。今節へ臨む意気込みについて
「(広島は)フィジカルが強く、技術のある選手もたくさんいます。相手の力は分かっていますが、自分たちも強度の高い練習をしてきましたし、準備してきたことを発揮すれば、勝利に結び付くと思います。自分自身、ベストを尽くしたいですし、ゴールも目指します。チームとしても力を合わせて戦って、勝てていない流れを断ち切りたいと思います」
サンフレッチェ広島戦特設サイト
ナカバヤシサポーティングマッチ
Rival's Point of View
ライバルの視点
守備の不安はあるが、チームは上昇傾向
ミヒャエル スキッベ監督は常にC大阪の戦いを高く評価し、小菊昭雄監督に対しても「素晴らしい仕事をされている」と賛辞を惜しまない。 2022年10月22日ルヴァンカップ決勝、優勝が決まった歓喜もそこそこにスキッベ監督は小菊監督のもとに向かい、ライバルを労った。さらにピッチに倒れているC大阪の選手たちそれぞれに声を掛け、健闘を称えた。C大阪への強いリスペクトが表現された行動だった。 スキッベ監督就任以降、C大阪戦は公式戦5勝1分という戦績だが内容はすべてギリギリで、敗戦を覚悟した内容も少なくない。昨年10月21日のリーグ戦では小菊監督の広島対策に苦しみ、0-0の引き分けを余儀なくされた。「C大阪は常に良いチームを作ってくる」とピエロス ソティリウは警戒を隠さない。 2試合連続3失点負けという苦境に陥っていた広島だったが、前節の京都戦は5-0の快勝。ルヴァンカップ3回戦でも東京Vに3-2と勝利し、上昇傾向にはある。公式戦5試合で9失点と守備の不安は否定できないが、京都戦で新井直人がハットトリックを達成したように、サイドからの攻撃が活性化。C大阪の強力なワイドアタッカーとの熱い攻防が、勝敗の鍵を握る。 (文=紫熊倶楽部 中野和也)
SAKURA DIARY
セレッソ番記者コラム
難局を乗り越えたチーム同士の一戦
J1リーグ第14節FC町田ゼルビア戦から続いたアウェイ3連戦は、一つのシリーズのようであり、今シーズン全体で振り返っても、ターニングポイントになり得る濃い1週間だった。後半アディショナルタイムでの失点により敗れた町田戦。この時点で、チームは今季初の3連敗。下を向いてもおかしくない状況の中、試合後の選手たちは、こちらが拍子抜けするほどポジティブで、全員が前を向いていた。 この様子を肌で感じた瞬間、「このまま瓦解するチームではない」という確信めいた思いはあった。ただし、結果が出なければ、先へは進めない。その意味で、前節のアビスパ福岡戦は、何より勝点3が必要だった。さらには、未勝利が続いた6試合はいずれも先制を許していただけに、何より先制点が欲しかった。9分という早い時間帯にレオ セアラが先制点を決めた瞬間、ここ数試合、目の前にかかっていた霧が一気に晴れ、視界は開けた。 リーグ戦からメンバーを入れ替えて臨んだ直近のルヴァンカップ3回戦、FC琉球戦は、チーム全体の競争力を高める上で重要な試合だった。結果的に、退場者を出して10人になりながらも勝ち切ったことで、チームの一体感はさらに深まった。全選手が現実から目を背けず、自分たちを信じることで、今季最大の難局を乗り越えてみせた。 ただし、奇しくも今節の相手、サンフレッチェ広島もリーグ戦7試合ぶりの勝利からルヴァンカップ3回戦を勝ち抜いて今節に臨む流れは同じ。はっきり言って、勢いを取り戻した今の広島は強い。もっとも、団結力が増した今のセレッソも強い。ミヒャエル スキッベ監督率いる広島には、2022シーズンから何度も行く手を阻まれてきた。上昇気流に乗りかけたこのタイミングでぶつかるのも、運命だろう。避けては通れぬ相手──。4試合ぶりに戻るホームにて、難敵を打ち破り、再び首位戦線に加わっていきたい。 (文=小田尚史)
PICK UP PLAYER
MF 77 ルーカス フェルナンデス
チャンスを量産する技巧派ドリブラー
北海道コンサドーレ札幌から完全移籍で加入した今シーズン。優れたテクニックを武器に相手の守備を切り裂くドリブラーは、開幕から自身の持ち味を遺憾なく発揮している。 チームにすぐさまフィットすると、ここまでリーグ戦12試合に出場し、リーグトップの5アシストを記録。キレ味鋭いドリブルで相手を翻弄するだけではなく、セットプレーのキッカーとしても得点を導いている。リーグ戦7試合ぶりの勝利を飾った前節のアビスパ福岡戦でも、1点リードで迎えた29分、CKから田中駿汰のヘディングゴールをお膳立て。苦境を脱する勝利に大きく貢献した。 現在、得点ランクトップを走るレオ セアラとは、ブラジル時代の18年、ヴィトーリアでともにプレーしており、ピッチ内外で分かり合えた関係性。すでに3得点をアシストしており、背番号9の今季の好調の裏には、背番号77の存在も大きい。 また、彼の長所は攻撃だけではない。守備でのプレスバックも献身的で、指揮官が求める守備の基準も早々にクリアした。積極果敢で派手なプレースタイルとは裏腹に、キャラクターは至って真面目。寡黙にコツコツ、目の前のプレーに邁進する愚直さがある。今節も、試合開始の笛が鳴った瞬間から相手に襲いかかり、サンフレッチェ広島の堅守をこじ開けてみせる。 (文=小田尚史)
EVENT試合当日のイベント情報
ナカバヤシサポーティングマッチ!
2年ぶりに梅田サイファーが来場!スペシャルパフォーマンスでセレッソ大阪を盛り上げる!
WAKUWAKUステージ開催!FUJIWARA 原西さん、ダブルヒガシ 東さんなどが登場!
南海電鉄ブース出展!選手直筆サイン入りクリアファイルが当たる抽選会やコラボグッズ販売など盛りだくさん!
「Jリーグ みんなで#命つなぐアクション 」堺市消防局によるAED普及活動を実施
堺市PRブースにて「里親啓発活動」を実施
堺市民招待デー企画「ランドセルカバー」プレゼント!
ウォーミングアップ見学やフラッグシンフォニーほかイベント参加者募集!
5月のホームゲーム チケット販売について
5月の企画チケットに「スタジアムツアー付きチケット」、「学割チケット」などが登場!
LEADS TO THE OCEAN 海につづくプロジェクト 実施
SCHEDULE試合当日のスケジュール
- 11:00CEREZO STORE オープン
- SAKURA SOCIOブースオープン
- セレッソバルオープン
- 11:30「キッズパークSupported by YANMAR」オープン
- 12:00先行入場開始(グレードに応じ順次入場)
- 12:30一般入場
- 13:00WAKUWAKUステージスタート
- 14:15選手ウォーミングアップ
- 14:48セレッソ大阪選手紹介
- 15:03キックオフ
※記載時間は予定となっております
MATCH DATA対戦成績、スタッツ
セレッソ大阪
- 7位
- 勝ち点23
- 得失点差4
- 直近5試合の戦績
サンフレッチェ広島
- 9位
- 勝ち点22
- 得失点差11
- 直近5試合の戦績
- 過去の対戦成績
- シーズンスタッツ
- 選手リスト
CEREZOスタジアムの楽しみ方
GOODSおすすめグッズ
グッズを身に着け観戦しよう!
試合当日、スタジアムでは
セレッソ大阪のグッズを販売!
STADIUM ACCESSスタジアムアクセス
ヨドコウ桜スタジアム大阪市東住吉区長居公園1-1大阪・梅田から30分圏内!さらには最寄駅からも徒歩5分という好アクセス!
- Osaka Metro御堂筋線「西田辺」駅から徒歩7分
- Osaka Metro御堂筋線「長居」駅から徒歩7分
- JR阪和線「鶴ケ丘」駅から徒歩5分
- JR阪和線「長居」駅から徒歩8分
- 近鉄南大阪線「針中野」駅から徒歩20分
- 梅田からのアクセス
- Osaka Metro御堂筋線「梅田」駅から約20分乗車 「西田辺」駅から徒歩7分、約25分乗車 「長居」駅から徒歩7分
- なんばからのアクセス
- Osaka Metro御堂筋線「なんば」駅から
乗車約15分、「長居」駅から徒歩7分 - 天王寺駅のアクセス
- JR阪和線 「天王寺」駅から乗車約6分 鶴ケ丘駅から徒歩5分
※駐輪場をご用意しております
・ヨドコウ桜スタジアム北東側 北こども広場付近
・ヨドコウ桜スタジアム西側 JR高架下付近