MATCH PREVIEW
試合の見どころ
FOCUS ON DATA
データは語る
SAKURA DIARY
セレッソ番記者コラム
PICK UP PLAYER
GK 21 キム ジンヒョン
MATCH PREVIEW
試合の見どころ
「セレッソ大阪設立30周年マッチ」として開催される今節。勝利で飾り、セレッソファミリー全員で喜びを分かち合いたい
前節の川崎フロンターレから中5日。セレッソ大阪は、公式戦4試合ぶりにホームに戻り、アルビレックス新潟との明治安田J1リーグ第24節に臨む。現在3連勝中のホームにて勝点3を掴み、上位に食らい付いていきたい。
川崎戦では前半からピンチを招くと、36分に失点。直後の被決定機をGKキム ジンヒョンが防ぎ、複数失点こそ阻止したが、ビハインドを負って後半を迎えた。後半開始から小菊昭雄監督はシステムと選手を変更。上門知樹に代えて柴山昌也を投入し、システムも4-3-3に変更。ボール保持の際は右サイドバックの奥田勇斗が中に絞り3-2-5でビルドアップ。中盤を厚くして前線との距離を縮め、ヴィトール ブエノの同点弾につなげた。週明け16日の練習後、「後半から何か変化を起こさないと負けてしまうと思い、ガラッとやり方を変えた。思い切った変化だったが、(3-2-5でのビルドアップは)開幕当初もやっていた形であり、すんなり実行してくれた選手たちの経験やクオリティーを改めて感じた。勝ち切れたら良かったが、選手たちが躍動してくれた」と指揮官は振り返った。キーマンの一人となる田中駿汰も「(前節の)後半は立ち位置を変えることで、ぺースを握れた。相手の運動量が落ちたこともあるが、変更がいい方向に行った。自分もスムーズにプレーできた。色んなところに顔を出しながらプレーできることは自分の強み。監督から求められた役割をしっかり果たしたい」と前向きに語った。前節11試合ぶりにベンチに戻ってきた登里享平の起用法も含め、今節の戦い方に注目したい。
対戦相手の新潟は、公式戦8戦負けなしと好調だった6月から一転、7月は公式戦3連敗中と調子は下降気味。3連敗中は複数失点を喫しており、いずれも前半の早い段階で先制点を許している。前節の試合後、「強度不足」を課題に挙げていた松橋力蔵監督。今節に向けて修正して臨んでくると思われるが、セレッソとしても、前半からエンジン全開で先制点を狙っていきたい。ボール保持に特長がある新潟の攻撃に対しては、連動したプレスとブロック守備の使い分けが大事であり、相手に前を向いた状態を作らせないようにしたい。ボランチを中心としたパスの出どころにしっかりとプレッシャーをかけ、前線とのコンビネーションを発揮させないことが重要だ。過去の経験も踏まえ、「(この時点での首位との勝点12差は)まだ挽回可能」と話す登里。「9戦負けなしに満足している選手は一人もいない。引き分けが多い。勝ちにこだわらないといけない。チームとして戦う姿勢をしっかり出して、優勝を狙う覚悟を示したい」と今節に懸けるチーム全体の意気込みを代弁した。
「セレッソ大阪設立30周年マッチ」として開催される今節。試合前には「30周年記念スペシャルマッチ」も実施され、歴代のセレッソを支えてきたOB選手たちもプレーする。「OBの選手たちをはじめ、これまでクラブに関わってくださった多くの方々のおかげで、いまのクラブがある。そうしたセレッソに関わるたくさんの方々がスタジアムに来てくださる中で、『セレッソの未来は明るい』と思ってもらえる試合をしたい」と小菊監督は話す。過去の歴史も含め、セレッソに関わる全ての人たちの思いを力に変えて、メモリアルマッチを勝利で飾り、逆転優勝へ向けても弾みとなる勝点3を掴み取りたい。
試合前日コメント
小菊 昭雄監督
Q:「セレッソ大阪設立30周年マッチ」も含め、今節への意気込みについて
「明日は、OBの選手たちも含め、これまでセレッソに関わって下さった全ての皆様に改めて感謝する一日だと思っています。その感謝の思いをピッチで表現し、結果で示すことが大事です。そうした思いを全員で共有して、ビッグマッチに臨みたいと考えています」
Q:小菊監督自身、セレッソに関わられて27年目ですが、一番印象的な出来事は?
「やはり真っ先に浮かんだのは、ルヴァンカップと天皇杯で優勝した光景です」
Q:アルビレックス新潟について
「スタッツが示す通り、ボール保持に特長がある素晴らしいチームです。色んなチームがある中で、新潟はスタイルを築いていると思います。20チーム中、ナンバーワンの保持率を誇るチームですので、明日は我々の守備も大きなテーマになると思います」
Q:登里選手の復帰により、ビルドアップにもオプションが増えると思うが、彼がもたらす効果について
「彼の存在感は大きいと、改めて今週のトレーニングから強く感じました。リーダーシップ、攻撃、守備、様々な意味で素晴らしい選手が帰って来てくれたと思っています。彼の復帰、そして進藤や(喜田)陽の復帰が、この夏の補強だということも感じています。ノボリが戻ってきたことで、継続するところと変化を起こすところがあります。前節の川崎フロンターレ戦でも、前半と後半で戦い方を変えましたが、いいところも見えました。(西尾)隆矢が抜けて、彼らが復帰してきた中で、彼らの個性を生かすサッカーにトライもしたいですし、継続して大事にしたいベースもあります。両方を使い分けていきたいです。5バックも含め、試合の流れの中で、戦い方を共有してやっていきたいと思います」
Q:前節の後半は、ビルドアップ時は奥田選手を中に入れて3-2の形を作っていたが、奥田選手の評価は?
「毎熊選手とは違う個性、強みを持っている選手です。戦い方も、彼の良さを生かして幅を持ちながらやっていきたいですし、先ほど話した復帰した選手もそれぞれの良さがあります。今、チームで継続していることに、彼らの良さを加えられるように今週はやってきました。新潟も攻撃的なチームですが、私たちの攻撃にも注目して欲しいと思います」
Q:先日、加入が発表された髙橋仁胡選手について
「練習を見てもポテンシャルの高さは素晴らしいです。独特な蹴り方を持っていますし、懐の深い、クオリティーの高い選手です。色んな環境の変化、日本の気候にも必死に慣れているところです。環境に慣れていけば、近い将来、セレッソの中心選手としてやっていけるだけの能力を持った選手だと思います」
Q:首位までの勝点12差はどう感じていますか?
「私たち次第で取り返せる数字、順位だと思っています。残り15試合あります。自分たちが1試合1試合、勝点3を目指していく中で勝ち続けることによって、巻き返せると思っています。1試合1試合、勝点3を積み重ねていくことに全力を注ぎたいと思います」
カピシャーバ選手
Q:ご自身がケガから復帰した6月以降、チームはリーグ戦で負けなしですが、チームの状態と、自身の調子はどう感じていますか?
「負けなしで来ていることは素晴らしいこと。このまま続けていきたいですし、自分自身、練習から足りないモノを補っていけば、もっと勝利を積み重ねていけると思います。Jリーグは難しいリーグで簡単な試合はないですが、負けなしを続けて勝利を重ねていけば、タイトルにも届くと思います」
Q:もう一歩で勝利、という引き分けも多いが、勝ち切るために心掛けたいことは?
「確かに同点で終わった試合で勝利に持っていけた試合もあったと思います。チャンスを作ってもシュートが決まらないことが課題です。練習からもっと確実に決めるように心掛けています。やはりチャンスで決め切ることが勝つために必要なことだと思います」
Q:ゴールも期待したい一方、前節も含め、アシストも目立ちます。レオ セアラ選手、ヴィトール ブエノ選手らとの連係で意識していることはありますか?
「彼らはゴールを取るために素晴らしい動きをしてくれます。そこにパスを出せば確実に決めてくれます。あとは、僕もゴールを決めたいので、彼らからの“お返し”のパスやアシストも期待しています(笑)」
Q:明日は「セレッソ大阪設立30周年マッチ」ですが、30周年の重みは感じますか?
「今年は始まった時から30周年はみんなが意識していました。大事な年だと話していました。Jリーグはどのクラブが優勝してもおかしくない拮抗したリーグですが、僕たちも30周年にタイトルを獲る努力をしています。残り15試合、タイトルに届く順位にいるので、最後までベストを尽くしたいです」
アルビレックス新潟戦特設サイト
ヤンマー #Football is our engine サポーティングマッチ
FOCUS ON DATA
データは語る
DATA① 通算対戦成績 J1リーグにおける通算対戦成績は、セレッソの9勝6分6敗(25得点・18失点)と勝ち越している。もっとも、新潟がJ1に昇格した2023年以降は1勝1分1敗(3得点・3失点)と五分。昨シーズンは開幕戦で対戦し、先制され、一度は逆転するも、終盤に追い付かれて2-2の引き分けに終わった。今節、当時の借りを返し、ホームで勝利をつかみたい。 DATA② 新潟のパスサッカーの中心・秋山を抑えたい 新潟はチームの色がハッキリしている。「1試合平均パス本数」605.3本、「パス成功率」84.3%、「平均ボール支配率」58.0%は、いずれもリーグ1位。ポゼッションサッカーがチームに浸透している。その中でも、ボランチの秋山裕紀が「パス本数」リーグ1位(2064本)を記録しており、パスサッカーの中心として機能していることがデータから読み取れる。セレッソとしては、彼に自由を与えないことが守備面での一つのカギを握りそうだ。 DATA③ 30周年マッチを後押しするホームでの勝率 今節の新潟戦は「セレッソ大阪設立30周年マッチ」として開催される。是が非でも勝利し、30周年に花を添えたい一戦だ。そんな記念マッチを後押しするデータとしては「ホームでの勝率」が挙げられる。今季ここまでJ1のホームゲームは11試合を戦って6勝4分1敗と好成績を残している。かつ、無得点に終わったゲームは「ゼロ」であり、サポーターの後押しを受けて攻撃的に戦えていることがデータからもうかがえる。今節もスタジアム一体となって勝利し、セレッソファミリー全員で30周年を祝いたい。 (文=小田尚史) データ提供:©JSTATS
SAKURA DIARY
セレッソ番記者コラム
全員の力で記念試合を素晴らしい記憶に
「セレッソ大阪設立30周年マッチ」として開催される今節。当日はセレッソ歴代OB選手と、人気お笑い芸人「見取り図」の盛山晋太郎さん率いる「もりちゃんずユナイテッド」による前座試合「30周年記念スペシャルマッチ」も実施され、まさにクラブの歴史を彩った名選手たちが一堂に会する。 この30年、良かったことも辛かったこともあったが、変わらないことは、どの時代も当時の選手たちがクラブの発展のために力を尽くし、懸命にプレーしてきたということ。一人一人の貢献の積み重ねの先に、現在のチームが存在している。2009年から番記者として取材してきた記者も、30年のちょうど半分をクラブとともに過ごし、様々な選手たちを見てきた。その間、多くの出会いと別れがあったが、それはサッカー界の宿命でもある。この夏の移籍期間でも毎熊晟矢が海を渡り、ここ数年、チームの顔として引っ張ってきた清武弘嗣も期限付き移籍とはいえチームを離れた。ただし、J2から加入して日本代表まで上り詰め、欧州へステップアップした毎熊の成長を共有できたことはチームの財産であり、サポーターが語り継いでいくべき歴史でもある。 スタッフ、選手は移り変われども、サポーターの存在は不変。スタジアムが一体となって戦ってきた歴史が積み重なり、クラブの格、重み、伝統へ変わっていく。「設立30周年マッチ」が素晴らしい記憶として後世に刻まれるよう、ワンプレー、ワンプレーに声援を送り、この日しかない90分を堪能し、最後に勝利の喜びを分かち合いたい。 (文=小田尚史)
PICK UP PLAYER
GK 21 キム ジンヒョン
桜の勝利のために、己を磨き続ける守護神
「セレッソ大阪設立30周年マッチ」として開催される今節。そのメモリアルゲームでGKキム ジンヒョンが偉大な記録を達成する。出場すれば、J1通算400試合の大台に到達する守護神は、加入した2009年から今シーズンで在籍16年目。セレッソ一筋でプロのキャリアを歩み、クラブの歴史の約半分でゴールを守り続けてきた。 もっとも、そうしたキャリアに胡坐をかくことはない。「『今までずっとセレッソのGKをやってきたから守る』のではなく、『実力があるから守る』と周りに思わせること。それはサッカーをやっている限り、最後まで変わらない」。現状に満足せず己を磨き続ける姿勢、ベテランと呼ばれる存在になっても成長を追い求める意欲は、クラブ全体の良きお手本だ。 日々のたゆまぬ努力については、間近で彼の取り組みを見続けている指揮官が証言する。「毎日朝早くから、最後は真っ暗になるまでジムでトレーニングをしたり、メンテナンスしたり、自分の体と向き合っている。まさにプロの鑑」(小菊昭雄監督) そうした努力の成果もあり、今シーズンも開幕からここまでリーグ戦全23試合にフル出場。コンディションを落とすことなくゴールを守り続けている。前節の川崎フロンターレ戦でも劣勢の前半にビッグセーブを連発し、勝点1獲得に大きく貢献した。 「止めることが僕の仕事」。桜の守護神としての誇りを胸に、J1リーグ通算113試合目のクリーンシートを達成し、メモリアルマッチを勝利に導く。 (文=小田尚史)
EVENT試合当日のイベント情報
セレッソ大阪設立30周年マッチをヤンマー #Football is our engine サポーティングマッチとして開催!
来場者先着18,000名様に「ヤンマーオリジナル冷感タオル」プレゼント
ヤンマーオリジナルフォトスポット登場!!
セレッソ大阪30周年アンバサダーの片寄涼太さん来場!
ローランド様来場決定!ヨドコウ桜スタジアムにセレッソ大阪30周年アンバサダー全員集結!
オープニングセレモニー実施のお知らせ
【30周年記念スペシャルマッチ】セレッソ大阪OB vs もりちゃんずユナイテッド開催!
ヤンマーオリジナル 30周年ボブルヘッド販売!
SAKURA SOCIOブースについて
特別展「ネコ」~にゃんと!クールなハンターたち~特設ブースを出展!
『特別展「ネコ」~にゃんと!クールなハンターたち~』割引サービスについて
フラッグシンフォニー、ウォーミングアップ見学等のイベント参加者募集!
7月のホームゲーム チケット販売について
LEADS TO THE OCEAN 海につづくプロジェクト 実施
SCHEDULE試合当日のスケジュール
- 11:00CEREZO STORE オープン
- 15:00セレッソバルオープン
- SAKURA SOCIOブースオープン
- 16:00先行入場開始(グレードに応じ順次入場)
- 16:30一般入場
- 17:00【30周年記念スペシャルマッチ】セレッソ大阪OB vs もりちゃんずユナイテッド
- 18:15選手ウォーミングアップ
- 18:48セレッソ大阪選手紹介
- 19:03キックオフ
※記載時間は予定となっております
PLAYERSセレッソ大阪の注目選手
PICK UP PLAYERSセレッソ大阪の注目選手
MATCH DATA対戦成績、スタッツ
セレッソ大阪
- 6位
- 勝ち点37
- 得失点差7
- 直近5試合の戦績
アルビレックス新潟
- 15位
- 勝ち点25
- 得失点差-6
- 直近5試合の戦績
- 過去の対戦成績
- シーズンスタッツ
- 選手リスト
CEREZOスタジアムの楽しみ方
STADIUM ACCESSスタジアムアクセス
ヨドコウ桜スタジアム大阪市東住吉区長居公園1-1大阪・梅田から30分圏内!さらには最寄駅からも徒歩5分という好アクセス!
- Osaka Metro御堂筋線「西田辺」駅から徒歩7分
- Osaka Metro御堂筋線「長居」駅から徒歩7分
- JR阪和線「鶴ケ丘」駅から徒歩5分
- JR阪和線「長居」駅から徒歩8分
- 近鉄南大阪線「針中野」駅から徒歩20分
- 梅田からのアクセス
- Osaka Metro御堂筋線「梅田」駅から約20分乗車 「西田辺」駅から徒歩7分、約25分乗車 「長居」駅から徒歩7分
- なんばからのアクセス
- Osaka Metro御堂筋線「なんば」駅から
乗車約15分、「長居」駅から徒歩7分 - 天王寺駅のアクセス
- JR阪和線 「天王寺」駅から乗車約6分 鶴ケ丘駅から徒歩5分
※駐輪場をご用意しております
・ヨドコウ桜スタジアム北東側 北こども広場付近
・ヨドコウ桜スタジアム西側 JR高架下付近