MATCH PREVIEW
試合の見どころ
For The Victory
勝負の分かれ目
SAKURA DIARY
セレッソ番記者コラム
PICK UP PLAYER
MF 19 為田大貴
MATCH PREVIEW
試合の見どころ
改善したい試合の入りと、求められる勝ち切る力。福岡の守備ブロックを打開し、勝点3を手繰り寄せる
先制されるも終盤に追い付いて勝点1を獲得した前節の明治安田J1リーグ第35節・北海道コンサドーレ札幌戦から中5日。セレッソ大阪は、ホームに戻り、アビスパ福岡との明治安田J1リーグ第36節に挑む。8位・セレッソと9位・福岡との勝点差は『2』。突き放し、一つでも上の順位で終えるためにも、今節はリーグ戦3試合ぶりの勝点3が求められる。
札幌戦では、開始早々、阪田澪哉が負傷で退くアクシデントもあり、押し込まれる展開が続くと9分に失点。立ち上がりは札幌の攻勢の前に、守勢に回る展開を強いられた。そうした状況を打開すべく、前半の途中で小菊昭雄監督はシステム変更を決断。やり慣れた4-4-2に戻し、前線からのプレスを整理することで、下がっていた最終ラインも押し上げることが可能になり、前半の内に主導権を握り返すことに成功した。北野颯太やレオ セアラが迎えた決定機こそ決め切れず、1点ビハインドで折り返したが、後半はさらに多くの時間でボールを保持して攻め込む。後半から入ったカピシャーバを筆頭に交代選手がアクセントを付けると、85分、カピシャーバのドリブルを起点に局面を打開。最後は田中駿汰のパスから背後を取った柴山昌也がカットインからシュート。相手GKが弾いたところを山﨑凌吾が詰めて、同点に追い付いた。ラストプレーでは、同じく途中出場の上門知樹に好機が訪れるなど、最後まで18人全員で戦い抜き、敵地で勝点1を持ち帰ったセレッソ。今節も先発11人だけではなく、控え選手も含めた総合力で相手を凌駕したい。その一方で、前々節のジュビロ磐田戦を含め、試合の入りは修正が必要。磐田、札幌と、どちらもJ1残留へ後がない状況も影響したとは思うが、セレッソは相手の圧をまともに受ける形で試合に入ってしまった。今節は守備の堅い福岡が相手。先制されると逆転に持ち込むことは容易ではないだけに、前半から主導権を握り、先制して試合を運ぶことを目指したい。
福岡は札幌とスタイルも異なり、攻撃はよりシンプルに、ロングボールも使いつつ、前線のパワーと縦への推進力を生かして攻めてくる。1トップの位置にウェリントン、佐藤凌我、シャハブ ザヘディ、ナッシム ベン カリファと、誰が入るかで微妙にチームのキャラクターは変わるが、前線で収めた後に、2列目のアジリティーを持った選手たちがゴールに向かってくる攻撃は変わらず、警戒が必要。DFラインはチャレンジ&カバーを徹底し、相手に隙を与えないことが重要だ。また、今節に関しては、いつも以上にセカンドボールをどちらが拾えるかで、試合の流れは変わる。3-0で勝利した第15節での前回対戦時は、奥埜博亮を中心にセレッソがセカンドボールを制することで、優位な展開に持ち込んだ。今節もバチバチしたせめぎ合いが予想される中、一歩も引かない姿勢を示したい。その上で、相手の3バック(5バック)をどう攻略するか。相手の守備ブロックをどう打ち破るかが今節のポイントになる。「しっかり縦パスを差すことでサイドも空く。選択肢は、まず外ではなく、中にどんどん差せる時は差していきたい。あとは、足元ばかりになり過ぎず、背後を狙う動きも大事。目的はゴールなので、最短で行けるならそれに越したことはない」と田中も攻略法をイメージする。中に加えて幅と奥行きも使って相手の守備ブロックを広げて打開すること、シンプルに背後やサイドに展開し、シュートやクロスで終えることも重要になる。
今シーズンの明治安田J1リーグも大詰めを迎えている。小菊監督とともに福岡の長谷部茂利監督も今シーズン限りでの退任が決定している中、互いにチームの集大成を発揮したいラスト3試合となる。セレッソとしても、相手の思いに負けない気持ちの強さを発揮し、ヨドコウ桜スタジアムに集まる多くのサポーターの前で、勝利の喜びを分かち合いたい。
試合前日コメント
小菊 昭雄監督
Q:前節・北海道コンサドーレ札幌戦、前々節・ジュビロ磐田戦と、立ち上がりに失点し、後半に追い上げる展開が続いています。今節は前半、特に入りでの修正が必要になる?
「この2試合、相手の矢印、重心をまともに受けてしまうことによって、入りのところで主導権を握られる試合が続きました。明日の福岡も、ロングボールも使いながら押し込んでくることが予想されますので、試合の入りは大事になります。私たちはホームでサポーターの皆様のお力もお借りしながら、自分たちで主導権を握る入りをしたいと思っています」
Q:前節は、試合の入りともう一つ、勝ち切る課題も残ったが、今節は失点が少ない相手に対し、選手起用や戦術も含め、勝ち切るためにどうチームをマネジメントしたい?
「やはり福岡の一番のストロングポイントは粘り強い守備、コンパクトな守備だと思っています。その守備をどうこじ開けていくか。そこは前回の対戦でも、リスタートで先制できて、リスタートで追加点が取れました。そういったところも含め、自分たちでボールを持ちながらゾーン3に入っていく。そしてゾーン3に押し込んだ後のセットプレー、CKやFKも大事にしないといけないポイントだと思っています。それと、相手はロングパス、守から攻への切り替えが速い攻撃も武器だと思いますので、私たちは、最後はシュートで終わる、クロスで終わる意識も大切です。そうしたセキュリティーのところもしっかりケアしないと、彼らの良さを出してしまうことになるので、守備のリスク管理も徹底したいです」
Q:前節は途中出場の選手たちが活性化して同点に追い付いたが、今週の練習も含め、メンバー選びで重視したポイントについて
「毎年、シーズン終盤は難しい時期でもあるのですが、今年は試合の間隔が空いても選手たちは毎日、素晴らしいトレーニングをしてくれています。日々の競争も充実しています。その頑張りの結果、前節は途中から出た選手たちが素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれて、得点シーンに象徴されるように、彼らの力で試合の流れを持っていってくれました。今週はまた違う選手たちもギラギラして、次は自分が救世主になるんだ、先発を掴むんだという雰囲気の中でトレーニングできました。毎日の競争をあと1ヶ月やり続けて、選ばれた18人全員で向かっていく。そこはブレずに大切にやっていきたいと思っています」
田中 駿汰選手
Q:前節・北海道コンサドーレ札幌戦の試合後、引き分けという結果に関して、「もっと色んなことができた」という話もされていたが、今節、より突き詰めたいことは?
「前節は守備の部分でうまく嵌らなかった。相手の立ち位置に応じた立ち位置を取っていかないと、単純に嵌めにいっても難しいところがあります。ただ、今節の福岡は札幌とも全然スタイルが違います。大事なことは、セカンドボールをどっちが取るか、というところだと思うので、全員でアンテナを張りながら、セカンドボールを拾うことを徹底したいです」
Q:福岡はボール保持率が最下位ということもあり、今節はこちらがボールを握りながら試合を進める時間が長くなると思われます。相手の守備を打開するために必要なプレーをどう考えていますか?
「型にハマらず、ポジションを崩しながらでもいいぐらい、ポジションチェンジすることも大事かなと思っています。もちろん、好き勝手に動くというわけではないですが、どんどんチェンジして、相手を混乱させていくことが大事かなと思います」
Q:前節の札幌戦では、同点ゴールにつながったシーンもそうですが、縦パスの意識が強かったと思います。シンプルに背後を狙うパスも含め、今節も発揮していきたい?
「そうですね。もっともっと狙いたいですし、そうすることで、相手のラインも下がりますし、相手の陣形も崩れると思うので。自分も含め、ボランチ、CBと真ん中をやっている選手がしっかり縦パスを差すことでサイドも空く。選択肢は、まず外ではなく、中にどんどん差せる時は差していきたいです」
Q:中に差して相手を寄せれば、サイドも空く、という形ですね
「そうですね。そのまま中で行けたら一番いいですが。あとは、足元ばかりになり過ぎず、背後を狙う動きも大事で、相手にとって脅威になります。目的はゴールなので、最短で行けるならそれに越したことはない。僕自身、後ろで出ても、ボランチで出ても、そういうところは常に狙っていきたいです」
アビスパ福岡戦特設サイト
パリッ!!としたおいしさ シャウエッセンサポーティングマッチ
For The Victory
勝負の分かれ目
“幅と奥行き”を使う攻撃がカギに
アビスパ福岡の数字はハッキリしている。31得点はリーグ最下位だが、34失点は3番目に少ない。クリーンシートの数(14試合)もFC町田ゼルビアに次いで2番目に多い。シュート数は上から18番目だが、被シュート数は6番目に少ない。まさに粘り強い守備が現在の順位を支えている最大の要因だ。 平均ボール支配率(セレッソは52.5%で6位、福岡は42.8%で最下位)のスタッツを見ても、セレッソがボールを保持する側に回る可能性は高い。福岡の堅守を打開することがテーマとなる今節、勝負の分かれ目は、“セレッソがいかに福岡のコンパクトな守備ブロックを広げることができるか”にある。中に固執すれば、福岡の守備の網にかかってしまう。前々節・ジュビロ磐田戦の内容も教訓にして、“幅と奥行き”を使ってブロックの距離を広げ、“福岡の鎖”を引き離し、空いたスペースを突いていきたい。 (文=小田尚史)
SAKURA DIARY
セレッソ番記者コラム
“決着戦”となる今節は互いの力をぶつけ合う一戦
今節のアビスパ福岡戦は、互いに優勝も降格もない中位対決だが、今季限りで指揮官の退任が決まっている、という共通点がある。シーズン終盤からオフにかけては、選手の去就など胸がざわつく季節だが、退任する監督同士が戦う試合は、あまり記憶にない。互いの順位的にも大きなプレッシャーを感じることなく、ここまで積み上げてきた力を純粋にぶつけ合う一戦になりそうだ。 小菊昭雄監督が率いるセレッソと長谷部茂利監督が率いる福岡の対戦はJ1リーグのみで、2勝1分2敗の五分。今節が“決着戦”となる。セレッソの2勝は、2022シーズンの第23節(2-0)と、今シーズンの第15節(3-0)。いずれも複数得点が取れている。しかも前者は開始5分、後者は開始9分に先制し、早い時間帯に試合を動かしていることも共通している。 さらに、その先制点はいずれもセットプレー絡みで、得点者はマテイ ヨニッチ、レオ セアラと外国籍選手ということも同じだ。逆に前半で試合を動かせなければ、福岡の堅守に手を焼き、得点を奪うことに苦労している。過去の歴史に倣えば“前半勝負”ということになるが、もちろん、どのような状況でも試合終了の笛が鳴るまで勝利を目指して戦い抜くことに変わりはない。小菊監督と戦うヨドコウ桜スタジアムでの“ラスト2”。ホームの利を生かし、スタジアム全体で福岡を圧倒する雰囲気を作りたい。 (文=小田尚史)
PICK UP PLAYER
MF 19 為田大貴
“小菊セレッソ”で飛躍を遂げた技巧派アタッカー
今季限りでの退任が決まっている小菊昭雄監督に、「一番、感謝しないといけないのは自分」と語る背番号19。加入1年目の21年はJ1リーグ出場1試合に留まったが、小菊監督がシーズン開始から指揮を執った22年はJ1リーグ28試合と飛躍的に出場数を伸ばした。 23年はJ1開幕戦でチームのファーストゴール。自身J1では7年ぶりの得点を決めた。この年は7月に左膝外側半月板損傷の手術を受けたことでシーズン後半はリハビリに費やすと、迎えた今季も控えからのスタートとなったが、第25節・FC町田ゼルビア戦からは11試合連続で先発。カピシャーバのケガもあり、レギュラーを奪い返すと、第33節・浦和レッズ戦ではCKから決勝点も決めた。 前節の北海道コンサドーレ札幌戦では、1点を追いかける展開となった後半からカピシャーバが投入されると、自身は左サイドバックに回った。見慣れぬポジションだったが、後半開始早々、縦に突破しクロス。中で合わせたレオ セアラのヘディングはわずかにクロスバーを越えたが、もう少しでアシストという場面を演出した。プレスのかけ方や、スライドも含めた周りとの連係など、指揮官からは守備での評価も高い。自身も「年齢を重ねるごとに、守備の面白さや駆け引きも分かってくる。サイドハーフをやっていたからこそ、相手がどういう守備をされたら嫌かも把握しているつもり」と、サイドバックという新境地も満更でもなさそうな様子だ。今節のポジションは定かではないが、いずれにしても、攻守両面で貢献し、チームを勝利に導きたい。ちなみに、アビスパ福岡とはアウェイで対戦した第15節で試合を決定付ける3点目を決めている。かつて16、17年と2シーズンプレーした古巣に自身の“ダブル”も期待したい。 (文=小田尚史)
EVENT試合当日のイベント情報
パリッ!!としたおいしさ シャウエッセンサポーティングマッチ!
来場者10,000名様にニッポンハムオリジナルオーバーサイズワークシャツをプレゼント!
「第1回 パリッ‼とシャウバル総選挙」開催!
「このスタグル食ってみな!飛ぶぞ!」長州力さん来場!
WAKUWAKUステージ開催!長州力さん、ハイキングウォーキングのお二人が登場!!
南海電鉄ブース出展!SNSフォローでオリジナル缶バッジプレゼントや選手サイン入りご当地ベアが当たる抽選会を実施!
ご来場者(抽選)に「ちいかわ」×「Jリーグ」コラボピンバッジをプレゼント!「ちいかわ」×「J1」を一緒に盛り上げよう!
大阪市天王寺区、富田林市、藤井寺市応援デー実施
「大阪市天王寺区、富田林市、藤井寺市応援デー」を実施します!
人権啓発活動実施のお知らせ
SAKURA SOCIOブースについて
LEADS TO THE OCEAN 海につづくプロジェクト&「ゴミ拾いマスター」表彰式 実施
11月のホームゲーム チケット販売について
SCHEDULE試合当日のスケジュール
- 11:00CEREZO STORE オープン
- セレッソバルオープン
- SAKURA SOCIOブースオープン
- 12:00先行入場開始(グレードに応じ順次入場)
- 12:30一般入場
- 14:15選手ウォーミングアップ
- 14:48セレッソ大阪選手紹介
- 15:03キックオフ
※記載時間は予定となっております
PLAYERSセレッソ大阪の注目選手
PICK UP PLAYERSセレッソ大阪の注目選手
MATCH DATA対戦成績、スタッツ
セレッソ大阪
- 8位
- 勝ち点49
- 得失点差-1
- 直近5試合の戦績
アビスパ福岡
- 9位
- 勝ち点47
- 得失点差-3
- 直近5試合の戦績
- 過去の対戦成績
- シーズンスタッツ
- 選手リスト
CEREZOスタジアムの楽しみ方
GOODSおすすめグッズ
グッズを身に着け観戦しよう!
試合当日、スタジアムでは
セレッソ大阪のグッズを販売!
STADIUM ACCESSスタジアムアクセス
ヨドコウ桜スタジアム大阪市東住吉区長居公園1-1大阪・梅田から30分圏内!さらには最寄駅からも徒歩5分という好アクセス!
- Osaka Metro御堂筋線「西田辺」駅から徒歩7分
- Osaka Metro御堂筋線「長居」駅から徒歩7分
- JR阪和線「鶴ケ丘」駅から徒歩5分
- JR阪和線「長居」駅から徒歩8分
- 近鉄南大阪線「針中野」駅から徒歩20分
- 梅田からのアクセス
- Osaka Metro御堂筋線「梅田」駅から約20分乗車 「西田辺」駅から徒歩7分、約25分乗車 「長居」駅から徒歩7分
- なんばからのアクセス
- Osaka Metro御堂筋線「なんば」駅から
乗車約15分、「長居」駅から徒歩7分 - 天王寺駅のアクセス
- JR阪和線 「天王寺」駅から乗車約6分 鶴ケ丘駅から徒歩5分
※駐輪場をご用意しております
・ヨドコウ桜スタジアム北東側 北こども広場付近
・ヨドコウ桜スタジアム西側 JR高架下付近